地球温暖化,CO2,温室効果ガス

有効な緩和策

有効な緩和策

地球温暖化に対して私たち人類は様々な政策や緩和策を施していますが、残念ながらその効果は温室効果ガスの発生量を抑制するまでには至らない状況にあります。 しかし幾つかその有効性が認められ、対策促進する傾向にもありますので、ひとりひとりが、国全体が、世界中が地道に対策を施すことが必要です。 有効性が認められている様々な緩和策を紹介しましょう。

■省エネルギー : 水、ガス、電力などエネルギー消費量が少ない製品や設備への更新、不必要なエネルギー消費量の削減、省資源など様々な緩和策が有効です。

■炭素の固定 : 植林、森林伐採の抑制や水資源の管理、二酸化炭素を吸収しやすい作物への変更など炭素吸収量を増加させる様々なものが有効であるとされています。

■エネルギーの供給 : 発電、発熱、動力などのエネルギー源の効率化改善、小規模で分散型のエネルギー源の導入、再生が可能なエネルギー源の普及などが有効であるとされています。 しかし企業努力や国単体での努力では限界もあるので、エネルギーの供給システムを全体的に見直すことも必要と指摘されています。 対策が最も必要とされている10年〜30年の間での開発、導入は厳しいと予測されますが、高速増殖炉や核融合エネルギー、宇宙太陽光発電などへの期待も高まっています。

■再利用 : プラスチック、鉄鋼のリサイクルや廃棄物の熱利用、廃棄物発電など廃棄物のエネルギー有効活用が行われています。

■生活 : 私たち民間レベルでの活動も有効であり重要でその具体策としては3R、4R、5R、節水、節電など行える緩和策は身の周りに沢山あります。

CO2濃度の増加

CO2濃度の増加

地球温暖化の主な要因である温室効果ガスは世界中で様々な緩和策を推進していますが、残念ながらまだ増加傾向にあるようです。

ひと口に温室効果ガスといってもその種類は多種多様なのです。 温室効果ガスの種類別に地球温暖化への影響度を調べると、CO2が60%、メタンが20%、一酸化二窒素が6%、オゾン層を破壊するフロン類、ハロンが14%とされています。 この結果から産業発展に不可欠である石油、石炭など化石燃料の燃焼で排出されるCO2が地球温暖化に最大の影響を与えているといえるのです。

CO2の濃度は、産業革命前の1750年には280ppmとなっていますが、近年の2005年では379ppmと35%も増加しています。 様々な観測や過去予測の結果のデーターを比較すると、過去2万年で最大の増加率と報告されています。 このまま地球温暖化が進むと2100年頃には1750年と比較して2倍〜3倍まで増加すると予測されています。

CO2を排出している量が最も多い国はアメリカで、年間50億トン以上を排出していると報告されています。この数値は全世界の24.4%にあたり、アメリカのCO2排出量を削減することで大きな効果が得られるでしょう。 日本のCO2排出量はアメリカの約4分の1以下となりますが、それでも世界第4位と排出量の多い国なのです。 人口比率の切り口から見てもアメリカは一人当たり排出量が最も多く、日本の約2倍、中国の約9倍、インドの約18倍と報告されています。

あなたに可能な二酸化炭素削減

あなたに可能な二酸化炭素削減

地球温暖化防止のための緩和策は何も産業界や政府だけが取り組むべき問題ではありません。 二酸化炭素の削減はほんの少しの気遣いで実施可能、あなたをはじめとしてひとりひとりが行動を起こすことで大きな効果に繋がります。 あなたにも可能な緩和策を紹介しましょう。

1.今よりも1日1時間テレビを消しましょう。 特別見たくないテレビがつけっ放しになっていませんか。 意識して消すだけで、年間約15kgの二酸化炭素削減、経費的にも約1,000円の節約の効果が得られます。

2.家族団らんでエアコンや照明の使用を2割減することを目標にしましょう。 別々の部屋で家族がバラバラにエアコンや照明を使用するともったいないです。 効果としては年間約240kgの二酸化炭素削減、経費的にも約10,000円の節約になって大きな効果となります。

3.ポットの保温を止める。 お湯を使用しないのに夜中じゅうポットやジャーを保温しておく必要はありません。 冷ごはんにしておいても電子レンジで「チン」した方が電力は少なく済みます。 その効果は年間約35kgの二酸化炭素削減、経費的には約2,000円の節約になります。

4.買い物袋を携帯する。 レジ袋を減らすことでゴミの削減と資源の節約にもなりますが、効果としては年間約60kgの二酸化炭素削減となります。 最近はレジ袋も一袋5円ほどお金がかかる場合もありますので若干ですが経費節約にもなります。

5.お風呂の残りのお湯を洗濯水などにする。 お風呂の残り湯は栓を抜いて流さずに、洗濯水や庭の草木の水やりにしましょう。 トイレの水に使用されている方もいらっしゃいます。 その効果としては年間約7kgの二酸化炭素削減、経費的には約4,000円の節約になります。